【20w0d】再検査、胎児手術の提案(3)

マタニティ

夜。陸さん帰宅後、今後どうしていくか話し合いをしました。
といっても意見がぶつかることはなく(陸さんがわたしの様子を見ながらあわせてくれたのかもしれないけど)

予後がよくなる可能性があるのだから、胎児手術を受けよう。
どんな障害があっても産んで、ふたりでたいせつに育てよう。

という結論になりました。

重い障害を持って生まれてきて、もしかしたら歩けないかもしれなくて。
みんなが出来ることが出来なくて、死ぬより苦しい、つらい思いをさせることになるかもしれない。

それでも……産まない、という選択肢だけは、絶対になかった。
1ミリも浮かばなかった。

だって、こんなにかわいいんだもん。
少しずつ強くなってきた胎動も、不鮮明なエコー写真で見せてくれる小さな指も、顔も。
かわいくてたまらない。

今この瞬間も大きくなろうと頑張って、生きている娘。
何年も何年も待って、やっと、もうすぐ会える赤ちゃん。

どんなに大変でも、やっぱり産みたい。産もう。と思いました。

そして、胎児手術も……受けることに迷いはありませんでした。
まだ症例の少ない手術であること。
わたし自身は健康なのに、帝王切開も含めて2回もお腹にメスを入れなきゃいけないこと。
めちゃめちゃ健康に生きてきたので、そもそも入院も初めてです。

もちろん怖い。はずなんだけど……ふしぎ。なんか本当に、別にって気持ちでした。
怖すぎて思考停止したのか。単にのんきなだけなのかな……笑

でも、手術受ければ赤ちゃんがよくなる。本当にそれがすべてで。
自分自身の負担やリスクについてはなんとも思わなかったというか……思いつきもしなかったというか……「別に…」以上にぴったりの言葉が思い浮かばない、ほんと。
これが母ってやつなのかな……😌 なんて、知ったふうに言ってみたり。ウザ。笑

そんなわけでわたしたち夫婦は、
堕胎せず、胎児手術を受ける という選択に決めました。

週明けの診察で先生に意向を伝え、手術に向けて準備をします。
が、その前に……双方の両親へ、電話で報告をすることにしました。

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