【20w0d】再検査、胎児手術の提案(2)

マタニティ

脊髄髄膜瘤の胎児手術について、くわしい説明を聞く?とわたしたちの意見を求める先生。

🦝「胎児手術、ネットで見ました。ぜひ説明を伺いたいです
👨🏻‍⚕️「あ、知ってた? いいね。じゃあ大阪とテレビ電話繋ぐから待ってて」

ということで、昭和の先生ふたり+わたしたち夫婦で、大阪大学の遠藤先生とZOOMでお話ししました。
遠藤先生は大阪大学医学部附属病院・胎児診断治療センターのセンター長で、日本での脊髄髄膜瘤の胎児手術の第一人者。胎児手術について検索すれば真っ先にお名前とお顔が出る有名な先生で、絶対に猛烈に忙しいのに……その日のうちにZOOMの時間を作ってくださり、とてもありがたかったです。
おだやかなお声の関西弁がやわらかな印象の先生。

・胎児手術を行うことで、約50%の子が出生後のシャント手術不要となる
・胎児手術を行うことで、キアリ奇形が約40%改善される
・排尿障害や排便障害には効果がない
・リスクは、早産手術時の感染症
・術後は36週で帝王切開による出産を目指すが、平均で3週間早く生まれる(=34週)
・10%くらいは30週より早く産まれてしまうことがある
・症例は2024年11月時点で10例。うち9例が大阪大学、1例が東京の成育医療研究センター
・10例のうち7例が出産(37週と34週が半々くらい)3例は現在も妊娠継続中
・手術中に赤ちゃんが感染症にかかり25週で早産 → 3ヶ月の治療の後に死亡した例が1件
・胎児手術を行うのであれば、リミットは25w6d(この時点であと6週間くらい)

松岡先生がしてくださった髄膜瘤の説明に加え、上記のように胎児手術について具体的に話してくださいました。

手術を受けられる時期にリミットがある関係上、あまり時間はない。
突然のことで混乱もあると思うけど、週明けまでにご夫婦で相談してどうするか決めてください。
と、4日後にあらためて診察の予約を取ってくださいました。

今後のことはまた夜話そう、と、すぐ職場に戻っていく陸さん。
ありがとうねと見送って、わたしもひとり帰路につきました。

どうするか、相談して決める。選べる選択肢は3つです。

胎児手術を受けるか。
胎児手術は受けずに、出産後に手術を行うか。

赤ちゃんとお別れするか。


👶🏻特に計測なし。

◆診察  … 2時間くらい
◆お会計 … 2,000円(保険診療扱い)
 ・再診料、指導料
 ・尿検査、エコー検査

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